純金箔は純金ではない


金箔の呼び方は色々あります。



純金箔、金箔、本金箔、金沢箔など。



一般的に純金箔という時、皆さん純金の箔で純金箔だと思っていませんか?



これは違うんです。



金箔は色目によって合金配合が色々あります。



つまり金に微量の銀と銅を合金した物が金箔



だから、純金箔純な金箔純金箔と捉えるのが妥当。



なんとも苦しい解釈です。



安い洋金箔(真鍮箔)に対して本当の金使用の箔(純金箔)である事を指して本金箔とも言います。



ですから、厳密に字のごとくの意味で純金箔(純金の箔)は24K金箔のみを指す、と言う事になります。



元来、金箔としておけばいいのに、なぜ純をつけたのでしょう…。


ルネッサンスの天国の門


イタリアのフィレンツェに「天国の門」と呼ばれる黄金を施した門があります。



場所はサン・ジャバンニ礼拝堂。



12世紀に建てられたフィレンツェで最も古い礼拝堂です。



同市の守護神ヨハネを祭っており、フィレンツェ市民は皆ここで洗礼を受けています。



14世紀にこの門を修理する事になり、扉に刻む彫刻のコンペが行われました。



このコンペにはギベルティという彫刻家が優勝。



そのギベルティが50年後にもう1つ、扉を作りました。



それが表面を黄金で覆ったこの門でした。



この扉を見たミケランジェロは素晴らしい出来映えに「おお、神々しい作品よ、天国に値する門よ」と言ったとされ、それから「天国の門」と言われるようになりました。



この門はルネッサンスを開いた最初の門とも言われ、その意味でも大きな意味があります。



今では表面の金がかなり剥がれていますがフィレンツェに行けば誰でも見る事が出来ます。