金は、金利を生まない


金価格高騰の流れを加速させたのが、2003年からスタートした金ETF(金上場投資信託)の登場である。



実物資産である金がETFという金融商品に組成されたことで流動性が高まり、オルタナティブ(代替投資)として年金基金などがポートフォリオに組み入れ始めた。



同時に、基軸通貨ドルから多極的な通貨バスケット制への移行という思惑から、各国の中央銀行が外貨準備として金の保有を増やし始めていることや、



金装飾品需要の拡大など、相場を過熱に導く要素はいくつもある。



しかし、現物の地上在庫は16万トンにすぎない。



わずかな資金流入で金相場は乱高下しかねない危うさがつきまとう。



金は、金利を生まない一種の無国籍通貨であり、社会の「不安指数」的要素を持っている。



金価格は「根拠ある高騰」から「根拠なき熱狂」の入り口にさしかかっている。


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